設備概要
表面処理前の鋼板には、防錆油等塗装の障害となるものが付着しています。
これらの除去、及び除去後の防錆・塗料と金属との密着が必要不可欠です。
処理槽では、脱脂とリン酸亜鉛の化成処理を行います。
写真奥より化成処理槽(脱脂含む)、第1水洗第2水洗
化成処理槽 最大寸法 W2750×D1550×H2800
当社の化成処理槽は屋外型キュービクル等の大型製品の処理が可能です。
月2回の処理薬液のポイント管理、処理時間管理で安定した化成皮膜をつくります。
焼付硬化・強制乾燥 【温度設定30~300度 1度刻み】
当社の大型ガス温風式乾燥炉はW3000×H4000×D4000でかなり大型の筐体 まで対応できます。
細かな温度設定ができるため2液反応型塗料など常温効果 の塗料を強制乾燥によって指触感想を早め
作業時間短縮にもなります。
密閉性の高い乾燥炉のため粉体塗装に必要な高温焼付にも対応しています。
乾燥炉上部には開口部があり乾燥炉内はホイストも通り重量物の移動もできます。
パーカーライジング処理後はこの作業場での工程となります。
パテ付け、パテ研ぎ、内面素地の研磨、溶接カス・切粉等の除去、エアーツールや工具を使い
丁寧に作業を進めていきます。
この作業場にも大型集塵ブースがあり、作業で発生する粉塵などを効率よく集塵します。